「一生に一度のマイホーム」。そう考えると土地選びも慎重になるのではないでしょうか。建売ならば、土地も同時に購入することになりますが、注文住宅では、まず土地を決めないことには計画が進みません。土地選びのポイントについてお話しましょう。
■土地の特徴から検討する
<新規造成地>
新規造成地では、その規模によって企画会社がインフラ整備や、住環境を整えていて、便利に住める条件が整っています。
また、購入者は、子育てファミリーが多く、同世代のご近所さんが多くなること、古株住人の影響が無い、気楽さがあります。
<中心街近くの空地>
中心街は電車などの交通網の利便性が高く、買い物が便利ですが、コミュニティが出来上がっているところに参入することになる面では、多少の窮屈さを感じるかもしれません。しかし、うまく溶け込めれば、助け合いの輪の中に入ることができ、人情を感じる生活ができるかもしれません。
<郊外住宅街の空地>
郊外住宅地では世代交代が始まっています。
住宅街としてある程度建物や施設も整っていますし、比較的ゆったりと暮らせる場所が多いでしょう。街の雰囲気が気に入れば、掘り出し物に出会えるチャンスがあります。
■予算と優先順位の高い条件を考える
マイホーム購入の動機や目的には…
子どもたちをのびのびと育てたい
予算内で3LDK以上の戸建てに暮らしたい
通勤のラクなところに持ち家が欲しい
利便性の良いところで老人になるまで自立して暮らしたい
都内に職場がある場合には、都心回帰の傾向がでているようですが、千葉、埼玉、神奈川では、予算を抑えて土地探しができます。
また、地元の良さがありますから、日常の暮らしにフィットする街を選んで土地探しをするのが良いでしょう。
子育て環境を優先するなら、安く土地が買える郊外型の物件も悪くありません。
土地代が安い分、車に回すことができますし、大型店での買い物には、車が便利です。
■ライフスタイルによって価値観は変わる
もし、子育て重視で土地を探すなら、子育て世代の多い新しい街も良いでしょう。
全体に建物が新しく、街並みもきれいですし、質の良い建売り住宅も豊富です。
高齢になったら都心が便利だという話も聞きますが、好きなことをして過ごせる間は1戸建てで、庭のある暮らしを楽しみ、いよいよ介護が必要になったら、介護付きマンションと言う選択肢もあるでしょう。
『家族との大切な今の時間を充実させること』を考えて選ぶことをおすすめします。