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住宅ローン減税で住民税が戻るケース

マイホーム購入するときに、住宅ローンを組むと、年末のローン残高に応じて税金が戻ってくる住宅ローン減税が使えます。「賃貸と違って固定資産税が…」などと考えていた方も、やりくりに役立ちそうですね。住宅ローン減税と住民税についてお話しましょう。

■住宅ローン減税は所得税還付が基本
住宅ローンの借り入れ残高の1%を、税金から返してもらえる制度が、住宅ローン減税です。
新築住宅だけでなく、中古住宅の購入でも対象になりますから、住宅ローンを使ってマイホームを購入し、所轄税務署長に届け出をすると、税金が帰ってきます。
3,000万円のローン残高があれば、30万円が返ってくるかもしれません。
基本的には、納めた所得税からの還付になるので、ローン残高の1%が、納めた税金以上の額になった場合には返ってくる額は頭打ちになります。
所得税額から引ききれなかった分に関しては、住民税からも戻りが期待できます。
物件の名義が夫婦の共同で、ローンをそれぞれくんでいる場合には、夫と妻の所得税、住民税が対象になります。
夫婦名義にすることで、還付される上限金額が最大限生かされるケースも出てきます。
(参考)マイホームの取得や増改築などしたとき
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/shoto303.htm

■住宅ローン減税で住宅購入しやすくなる
マイホームの購入を迷うときの問題として…
・頭金ができるだけ多く貯めないと不安
・賃貸ではかからない固定資産税、修繕費がかかる
・ローンを組んで払っていけるか心配
などの不安要素をあげる方が多いですが、年収相応の返済プランをたてて住宅ローンを使うことで、減税を受けられると考えるとお得感がありますね。
新築だけでなく、中古住宅購入でも適用になります。
「低金利」、「減税措置」のおトク度を考えると、現状の貯金額でやりくりできる範囲の予算で住宅ローンの利用を見送ってしまうのはもったいないと言えるでしょう。
現在支払っている賃貸家賃を、あと5年支払いながら頭金を貯めるよりも、支出できる範囲の額でローンを組んで、早くマイホームを購入したほうが、住宅にかける生涯支出が減らせる可能性があります。

■住宅ローンを上手に生かす
マイホーム購入を考えているのなら、住宅ローン減税が使える内に、長期ローンで負担が軽い返済方法で検討してみましょう。
住宅ローン減税は、10年間受けられますから、3,000万円のローンを組んだとして、10年間20万円~30万円程度の減税効果が見込まれます。
ローン返済シミュレーションとあわせて、早めのマイホーム購入のメリットを確認して、住宅購入の可能性を探ってみると良いでしょう。

住宅ローンの年末残高証明書について

マイホームの維持費が負担になるとき

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