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住宅ローンを後悔するのはどんなとき?

住宅ローンは長期に渡って返済することが多くなりますから、返済途中に生活スタイルが変化して後悔することがあります。
後悔しない住宅ローン利用について考えてみましょう。

■ライフステージの変化を見誤って後悔…
『賃貸で家賃を支払うくらいなら、住宅ローンに回したほうが、自分の資産になる。』そう考えて、マイホーム購入に踏み切る人は多いですね。
ただ、人生なにがあるかわかりません。
急な転勤で単身赴任になる、リストラにあう、病気で収入減になると言った具合です。
住宅ローンを組むときには、収入の25%くらいまで借り入れ可能だと聞いて、限度額いっぱいを予算にしてしまったり、家賃を払っている額までは返済出来ると考えて借り入れ額を決めてしまったりすること多いですが、もう少し余裕がある返済計画を想定することが大事です。
10年を超えたあたりから、設備の入れ替えや、外壁の塗装など、メンテナンスにもお金がかかるようになってきます。
修繕費を見込んで積立をしておけば良いのですが、ローン返済が厳しく、子供の進学が重なるなどが重なれば、積立は後回しになってしまうかもしれません。

■住宅ローンで後悔しているTさん
Tさんは公務員で、比較的待遇に恵まれていることに安心して、貯金や積立は最低限のみでした。
子供が2人いて、ちょうど上の子の小学校入学にあわせてマイホームを手に入れました。
10年経って子どもたちは高校生と中学生。
進学に向けて塾通いが始まり、家計を圧迫し始めました。
しかも、そんなときにTさんが出向することになり、単身赴任が決まりました。
子どもたちを転校させることなく、自宅での生活が出来るのはメリットだと考えましたが、二重生活の出費負担は大きく、生活を切り詰めなくてはいけません。
生活スタイルそのものの変化を予算に盛り込んで、ローンの負担を予想しておくことが大事だったと後悔しています。

■高所得者は生活水準を下げるのが難しい
高所得者であっても、住宅ローン返済の負担が思いと感じて後悔するケースがあります。
生活レベル全体が上昇してしまうと、修繕費がかかり始める、10年を超えた頃にお金が足りないなんてこともありえます。
車やスマホ代、被服や外食など、少しずつ平均より高いレベルで出費がかさんでいくと、毎月の住宅ローンがきつくなってしまうのです。

後悔しない堅実な予算の範囲でやりくりするのはもちろんですが、どうしても苦しい場合には、住替えで対応できないか検討する必要があるかもしれません。

住宅ローンと融資実行日のタイミング

ゼロ金利政策と住宅ローンの関係は?

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