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住宅ローンと融資実行日のタイミング

住宅ローンは申込みから融資実行のスケジュールを知って、融資実行のタイミングをあわせることが必要です。
また、着工時に支払いがある場合にはつなぎ融資も検討しなければなりません。
住宅ローンと融資実行日の調整についてお話しましょう。

■住宅ローン借り入れの流れ

物件の購入と並行して住宅ローンの借り入れの手続きを行うのが一般的です。
①『準備期間』
物件、住宅ローンにどんなものがあるか下調べ。
物件見学、資料請求などを経て絞込み、購入希望物件、利用するローンを決めます。

②『物件、住宅ローンを決め事前審査を受ける』
物件・ローンが決まったら不動産屋、新築請負業者に購入申し込み。
このタイミングで、住宅ローン融資予備審査を受けます。
需要事項説明を受け契約準備に入ります。

③『売買契約を結び、正式な住宅ローン借り入れ申し込み』
物件の売買契約を結んだ後、住宅ローン借り入れ申し込みをします。
購入する住宅を担保に融資を受けるので、売買契約を結んだあとでなければ、住宅ローンを組めないのです。

④『残金決済・融資実行』
借入申込から本審査が終わるまで早くて2週間以上、2ヶ月ほどかかるケースもあります。
提携ローンでは、物件販売業者や工事担当業者との調整を任せられますが、それ以外は自分で調整しなければならないケースもあります。
住宅ローンの融資実行日について調整してもらえるか確認して進めましょう。

⑤『引き渡し・入居・不動産登記』
*入居後、確定申告を行い住宅ローン控除の手続きをします。

■中古物件ではつなぎ融資が必要なことも

中古物件を購入しリフォームをかける場合には、フラット35(リフォーム一体型)や財形融資が利用できます。
中古物件購入の契約、残金決済を済ませた上でリフォーム工事着工、リフォーム代金支払いという流れになる場合、フラット35の場合には、リフォーム終了後の決済にあわせて融資実行になります。
この場合、物件購入のタイミングでつなぎ融資が必要になります。
また、民間融資では、物件購入融資とリフォーム融資をそれぞれ組む場合もあります。
金融機関に資金計画を建ててもらい比較検討すると良いでしょう。
手数料や、融資実行の調整などを調べて決めていきます。

■土地購入+新築の場合のポイント

・土地購入時のローン契約に『工事請負契約書』が必要か。
・土地残金決済、建築工事の契約金や着工金につなぎ融資が必要な場合がある。
・建築工事残金決済までに複数回に分けて融資実行される住宅ローンもある。
土地購入時に『工事請負契約書』が必要な場合は、土地購入決済時に、建築内容が決まっている必要があるので、慌ただしく感じられるかもしれません。
融資実行の条件やタイミングを、金融機関や業者と相談して進めていきましょう。
  

【持ち家を売るにはインスペクションと耐震診断が必要なの?】

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