故人が亡くなり遺産があります。
しかしそれは家なのです。
相続人も数名いますし、現状はどうすればいいのでしょうか?
出来るなら売りたいのですが。
今回は皆さんが分かりにくいと悩んでいらっしゃる固定資産税についてお話をしていきましょう。
◆固定資産税とは
固定資産税というのは「固定資産税=固定資産税評価額×1.4%」と決まっています。
例えばですが、固定資産税評価額が仮に3000万円の場合42万円となり、この金額を一括かもしくは分割で支払うことになります。
ちなみに1.4%というのは市町村によって変更される場合がありますので注意が必要ですね。
と、まぁこの通り見て頂いても分かる通り何もしなくても毎年42万円税金を取られることになるのです。
これは、家に住んでいようが空き家であろうがほとんど関係ありません。
となると住むならまだしも、ほったらかしにするのは良くないですね。
◆名義変更が出来ていない
一例ではありますが故人が亡くなってから死亡届は提出したものの、家族で遺産分割協議が終わっていなかっため誰が故人の持ち物であった家を相続するかで話し合っている場合があります。
しかもそんな中、タイミング悪く故人名義で固定資産税の支払いが届いてしまうという状況になってしまいました。
と、なると、この場合はどうするべきなのか?
払わないという選択肢はありません。
それはなぜかと言うと、遺産分割協議中であっても故人が亡くなられた場合、相続人になる予定の人全員に支払う義務があるからです。
この場合、全員で42万円を割り算して支払うか、正式に決まるまで代行で誰かが支払うしかありません。
もし、支払いがされなかった場合、相続人の誰かから財産を奪われる可能性は非常に高いですね。
基本的には預金通帳からとられてしまうことでしょう。
それが嫌であれば、しっかりと親族間で話し合うしかないでしょう。
◆放置するのは本当によくない
放置をするとデメリットばかりで本当に良くありません。
まず、人が住んでいないので家の中がすぐに汚くなってしまいます。
しかも、人が住まない事によって家も通常よりも古くなりやすく、資産価値が下がってしまう恐れがあるのです。
もし、放置するくらいなら早い段階で売却を検討しましょう。
◆まとめ
このように相続に関する売買と言いうのは非常にややこしいですし金銭的にも悩んだりすることが多くなりますよ。
しかも固定資産税も相続した物件の資産価値によってはものすごく高い税金を支払わなければなりません。
相続される場合は十分に注意しておきましょう。