賃貸暮らしをしていて、リビングが狭く感じてしまうことはありませんか?3~4人家族で標準的な使い方で理想のリビングはどれくらいの広さがあれば良いのか見ていきましょう。
■ソファーとテーブルを置いてくつろぐ
広ければ広いほど良いような気もしますが、コンパクトにまとまった部屋の方が落ち着くという方もいて、好みによってベストな広さは多少変わってきます。
基本のレイアウトに必要な動線が確保できる広さがどれくらいなのか知っておくと、お部屋選びの目安になります。
ソファーのサイズは、200~230cm程度、奥行き90~100cm、テレビを壁につけたとして、人が通れる隙間を開けるなら、70~80cm置いて、テーブルとソファーを配置することになります。
テレビと人の距離は150cmほど開けるなら、330cmの奥行きと幅330~400cm程度必要でしょう。
・330cm×330cm⇒団地サイズ8畳程度
・330cm×400cm⇒団地サイズ10畳程度
L字型ソファーを置く、空いたスペースで子どもが床に座って遊ぶなどの余裕を考えると、10畳ほどのスペースがあると良いですね。
ただし、隙間なくソファーを配置するなら、8畳でコンパクトにまとめることも可能でしょう。
■LDKとして考えた場合
リビングが独立している場合には、ソファーを置くコーディネートに10畳程度欲しいところですが、キッチンから一続きに視線が通る空間の場合にはダイニングにダイニングセットを配置する広さ300cm×150cmを確保できる4畳程度の広さ+ソファーコーナー8畳をあわせて12畳程度にキッチンというのが最低ラインでしょう。
ただ、12畳の場合は、リビングダイニングとして空いたスペースを、くつろぎ用のフリースペースに回すのが良いかもしれません。
どうしてもリビングダイニングをあわせて12畳しか取れない場合には、レイアウトの工夫をしてみましょう。
■せっかくのマイホームなのだから…
でも、マイホームのレイアウトを考えているなら、生活スタイルに合わせてゆったりしたものにしたいですね。
リビング10畳、ダイニング4~6畳、キッチン4畳といったイメージだと、合計20畳のスペースが欲しいところです。
リビングダイニングで20畳を確保するには、35坪以上の延床面積が欲しいところです。
平成25年の調査で一戸建ての平均建坪は39坪ほどです。
都心ではこの広さをクリアするなら、購入予算が6,000~8,000万円以上になるのではないでしょうか。
広さを諦めたくないなら、ゆったり建てられる千葉・神奈川・埼玉方面が候補になってきます。