マイホーム購入では、年収の何倍もの資金を必要とする場合がほとんどですから、住宅ローンを利用することが多いもの。
ローン申し込みでは、納税証明書の提出を求められることがあります。どこで発行してもらえるのか、審査のポイントはどんなところなのかなどお話していきましょう。
■住宅ローン申込みに必要な納税証明書とは?
納税証明書にはいろいろな種類があり、所得税、市民税、固定資産税、自動車税などの納税を証明する書類があります。
住宅ローンの申し込みには、「所得税の納税証明書」が必要で、所轄の税務署で発行してもらう書類です。
窓口に、マイナンバー、認印、本人確認書類を用意していきましょう。
住宅ローン申込みの時に金融機関から提出を求められる書類としては…
・住民票
・印鑑登録証明書
・納税証明書(その1・その2)
…が代表的なものとなります。
働き方によって、提出書類が変わってきますから、必要な書類を確認して間違えなく準備しましょう。
サラリーマンの場合には、「源泉徴収票」や「住民税の決定通知書」の提出が求められることもあります。
この場合は、職場から手渡しされている事が多いかと思います。窓口で発行を依頼する証明書と違って手数料が掛かりません。
ただ、確定申告をしている方や、自営業の場合には、収入状況などの証明として、「納税証明書」の提出が求められる事がほとんどです。
■納税証明書の記載内容と審査のポイント
『融資希望額と年収のバランス』
納税証明書では、どれくらいの所得があるのかと、納税額が記されています。
ローン返済額が占める割合が高すぎないか、無理なく返済していける収入があるのかを見ることができます。
『納税に滞納や遅れがないか』
収入の他にも、納めるべき税金を期日までに納めているかもチェックポイントです。
納税を軽んじて、滞納や期日に遅れることが常態化している場合は、長期に渡って続くローンでも、簡単に延滞するリスクがあると判定されてしまいます。
■住宅ローン申し込みに備えて
マイホーム購入を前提にしているわけですから、頭金の準備と、返済計画をシミュレーションしていることでしょう。
もちろん、年収の4~5倍以内などを目安に、ローン返済率についてもチェックしているかと思います。
・税金の滞納や延滞をしない。
・自営業などで収入が不安定な業種は頭金を多めに準備。
・その他、自動車ローン、カードローンなどでの滞納、延滞にも注意。
家計を計画的に経営する能力があり、約束を守れる人だという信用が大事です。