持ち家で一人暮らしをしていて、高齢になって住み続けられるか心配になったことはありませんか?庭の手入れや部屋の掃除など、次第に手が回らなくなってしまうかもしれません。今後訪れる持ち家の不安と対策についてお話しましょう。
■高齢の持ち家での一人暮らしは…
気ままに自由度の高い生活ができるのが持ち家一人ぐらしのメリットですが、裏を返せば、「自分でしなければならないことも多い」ということです。
・2階以上の掃除は階段がツライ。
・かがみ込んでの風呂掃除もきつくなる。
・草むしりしないと防犯上も問題だけど、ずっとできるのか。
・一戸建ての場合、駅や店まで徒歩では遠いことも多い。
・一戸建て分の荷物整理は高齢になって一気にやるのは厳しい。
・一人だと冷暖房がもったいない。
75歳を境に体力の衰えを感じる事が多いという声を聞きます。
独身で、老後のすみかを確保するために持ち家に住んでいるという方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、終活を考える年齢になる頃には、持ち入れの手入れは面倒になり、荷物の整理を行う気力や体力が失われているかもしれないのです。
70歳くらいの時点で、どんなペースで終活に向かうのか予想しておく必要があります。
■老後は都市部のマンションという人が増加
高齢になってくると健康に不安ができてきます。
持病があれば、通院がしやすく、日常の生活も、負担の掛からないものにしたいと考えるようになるでしょう。
自転車や車の運転に自信がなくなってくると、買い物にも不便を感じますし、何をするのも億劫に感じるようになってきます。
都市部のマンションなら、通院にも困りませんし、要支援になったとしても介護サービスを利用して自立した生活がある程度長続きするでしょう。
一戸建ての持ち家に住んでいた方が、都心マンションに住替えし、支援の度合いが進めば介護施設と考えるケースが増えています。
■住替えは70代前半までが目安
一戸建ての持ち家からの住替えをする場合、体力的にも頑張りが利き、新しい環境に対応しやすい70代前半までが目安と言われています。
持ち家がある場合は、売却して次の資金に充てられます。
持ち続けるなら負担になるかもしれなかった自宅が、資産としての力を発揮してくれる時なのです。
売却額を下げないためには、できるだけ早くスムーズに売却することがポイントです。
売ろうかなと思ったときには、まず、買い取りにも対応してくれる不動産業者に査定を依頼してみましょう。