老後資金は年金も目減りしそうですし、なんだか不安だと言う声が聞かれます。皆さんは、どのように準備なさっていますか?確定拠出年金を使って自分で積み立てておく方法や、不動産投資で不労所得の収入源確保を考えていらっしゃるかもしれませんね。老後資金の準備方法についてお話しましょう。
■老後資金は足りるのか?
年金の話題が出るたびに、60歳で3,000万円以上ですとか、5,000万円以上の貯金がなければいけないという話を耳にします。ちょっと、焦ってしまいますね。
厚生年金の加入の仕方や、退職金があるかによっても変わってきますが、退職して5年間無収入、65歳から20年~25年の間、年金を補って暮らす事を考えると、それくらいの金額になりそうです。
もし、60歳で3,000万円の貯金ができていないなら、仕事を続けて収入ゼロになる時期を少しでも後ろ倒しにしなければなりません。
退職後、パート・アルバイトで、120万円収入があれば、5年で600万円分助かるのです。
夫婦で協力して、貯蓄を切り崩さずに暮らしたいところですが、生活費の平均は26万7,546。(総務省家計調査の結果)14万円ずつは稼ぎたいところです。
■老後資金は細く長くが王道
確定拠出年金は、任意で従来の年金にかぶせて積立額を増やし、もらう額を増やせる制度です。
長年に渡って積み立てを行うと、じわじわと大きな実りになります。
年間100万円の貯金を30年続けると3,000万円貯めることができます。
月々、84,000円ないものとして必ず積み立てる…ちょっと多いなと思うかもしれませんが、年間100万円を達成するには必要な額です。
ここで思い当たるのが、これって住宅ローンによく似た感じだなという感覚です。
本来、賃貸に住んでいれば家賃としてでていく分が、ローン返済と言う形で積み立てられていくのです。
遠い30年後のために84,000円積み立てるのは続けられるか微妙だけれど、住宅ローンなら必ず支払わなければなりません。
無駄遣いせずに、やりくりしていくでしょう。
30年経てば減価償却されて建物の価値はほとんどないかもしれませんがいざという時に不動産という資産になります。
■マイホームありの場合の老後資金
家が持ち家なら、固定資産税と修繕費がなんとかなれば、暮らす場所が確保されるので精神的なゆとりが持てます。
ローンが終わっていれば、賃貸に入るよりも住居費が安くなるでしょう。
その分生活費が抑えられますし、マイホームを持っていることで余裕が持てます。
もしも、要介護になって特別養護老人施設に入所となれば、住宅を売却して、施設利用費にあてるといったやりくりも可能です。
ローンを払い続けた分、貯蓄を積み立てていたのと、似た効果が上がっています。
・家賃が安く生活費を抑えて暮らせる
・老齢になったら、不動産を売却して老後費用に役立てる。
マイホームの価値がどれくらいなのか、不動産業者に一度聞いてみると良いでしょう。