みなさんは、保証人という言葉に重みを感じられる人が多いと思います。気軽に保証人を頼めるわけでもなく、又、自分が頼まれたとしても子供ならまだしも兄弟でも躊躇するかもしれません。では「住宅ローン」の保証人はどうすればよいのでしょうか?そもそも、保証人は必要なのか、調べてみましょう。
■住宅ローンの保証人は必要ですか?
住宅ローンの金額って大きすぎて身近な親戚であっても頼みづらいものです。ちょっと待って下さい。誰もがそう言う状況を考えるのはごく普通の事でしょう。では、住宅ローンの保証人は本当に必要なのでしょうか?
住宅ローンの場合は、「連帯保証人」のように責任を共有する以外にも「保証会社」という便利な制度があるのです。「保証会社」は、万一の場合にあなたの負債を肩代わりしてくれるのです。その為、住宅ローンの保証人は必要とされない方が多いようです。
その為に「保証会社」の審査を受けてあなたの返済能力や購入する不動産物件に対して基準を設けており審査にパスすれば「住宅ローン」を受ける可能性が高くなります。
■住宅ローンが必要なケースとは
各種金融機関によって住宅ローンの審査基準は異なるのですが、それでも「保証人」を必要とするケースがあります。
◎ペアローンを申し込む場合
夫婦や親子が別々のローンを申し込む場合には、お互いが「連帯保証人」となります。
◎二人でひとつのローンを申し込む場合
夫婦などで収入の合計によってローンの審査を受ける場合に収入合計に加わる者同士が「連帯保証人」となります。
◎複数の名義で住宅ローンを申し込む場合
土地や建物を共有して名義を複数にする場合は、別ですが複数の名義で住宅ローンを申し込む時に複数の者が「連帯保証人」となります。
◎親子リレーローン
親のローンを子供が引き継いでローンを組む場合に「連帯債務者」が必要となります。
◎子供が家を建てる時に土地が親名義の場合
土地の所有者が当事者の親の場合は、親に返済義務や担保としてみとめられないので「連帯保証人」が必要になります。
◎申込者の収入では審査基準に満たない場合に「連帯保証人」が必要になります。
◎申込者の勤続年数が短い場合に審査基準からはずされ「連帯保証人」が必要になります。
■保証会社への保証料金はどのくらい
保証会社への申し込みによって「保証人」が免除されることで「住宅ローン」が申し込みできることになりますが、審査によっては高額料金の申し込み料が発生します。
銀行Mでは35年ローンで1000万円の借り入れに対して20万円から70万円位の保証料を必要とします。別の銀行では80万円位の保証料が必要となったりで、審査基準に相違があります。場合によってはさらに高額な保証料が必要になります。また購入する物件の担保価値が低い場合も高額になります。
※保証料や融資手数料の費用が高額の場合は、ローンの金利に見合わない場合もあるので検討の余地があります。
「住宅ローン」の保証人は必要な場合もありますが、ほとんどの場合「保証会社」に責任を代行してもらっています。保証人のいる特殊なケースも存在します。だからと言って安心してばかりではありません。住宅ローンは、自分の収入に見合った設定で申し込む事が重要なのです。
万が一、あなたの債務は「保証人」や「保証会社」が購入する不動産の責任を追及することになるのですから。土地の購入の際は信頼できる不動産会社にてご相談することをお勧めいたします。
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