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住宅 ローンの「ボーナス払い」の仕組みと敬遠の理由

マイホームの住宅ローンの返済方法には、いくつか種類がありますが、返済方法に変化が見られます。今回は住宅 ローンの「ボーナス払い」の仕組みを紹介して、敬遠される理由についてお話します。

■サラリーマンのボーナスの今後は?

夢のマイホームを手に入れても、返済方法について、ある変化が起きています。近年の経済不況は、サラリーマンの皆さんに「大きなしわ寄せ」を、受けているのです。収入面での影響は、夏や冬のボーナスに影響しており減額はまだよい方で、見送りや支給せずが決定している会社も増えているからです。

■住宅ローンの「ボーナス払い」とは

「ボーナス併用払い」としての返済方法は、住宅ローンの返済を「毎月の均等払い」と「ボーナス払い」を組み合わせた返済方法のことを一般的に「ボーナス払い」と呼んでいます。毎月の給与からの支払いと、夏・冬のボーナスによる返済を組み合わせることで、負担減や返済期間の短縮を見込めることになります。尚、この場合ボーナスによる返済の割合は約40%の上限が設けられています。

■返済方法による違いは

「月払い」と「ボーナス払い」の違いについて紹介します。

◎「月払い」による効果
毎月の支払だけで「住宅ローン」を返済する事は、会社によっては、ボーナスが順当に期待できない場合もあります。中小企業や零細企業、個人事業などは、景気の良し悪しを直に受けてしまう恐れがあります。また、契約社員など、雇用形態の変化によってボーナスの対象者が減りつつあります。給与のみの支払いでは、長い年月の返済期間において順調に働ける保証がどこにもない事がリスクとしてあります。ケガや病気やリストラとどこにでもある事例です。

◎「ボーナス払い」による効果
一方、「ボーナス払い」を選択した場合は、給与との併用なので、元本の返済期間を早く終わらせる事ができます。しかし、ボーナス併用のデメリットと言える点は、支払い総額=負債総額が大きくなる事です。半年ごとのボーナスの利息は、その期間における利息が減らないというリスクがあります。むしろ利息を増やす結果になるのです。

もちろん「フラット35」のような金利の低いローンを当てにすることは可能ですが、その分の返済期間は長くなるので一長一短があると言えます。「ボーナス払い」のリスクは、先に説明したように、ボーナスが支給されなかった場合の対策を考えなければならないでしょう。一時的な事なら問題ありませんが、その後も支給されないとなると、生活面への負担は大きく影響してきます。

■ボーナスの支給がない場合の対策

「住宅ローン」を抱えると、毎日の労働や生活は、楽ではないでしょう。その上に「ボーナスが支給されない」となると、負担は膨らむばかりです。急な支出には、「カードローン」などを安易に考えてしまいますが、「住宅ローン」を扱っている金融機関に対して相談する事が大事です。場合によっては、「毎月の支払い」への返済方法の変更も視野に入れておくべきでしょう。

「団体信用生命保険」による生命保険でカバーできない場合も考えて「疾病保証付き住宅ローン」「債務支援保険」などの保険も、考えておくことも必要でしょう。自分自身委は大丈夫と考えていても、病気やケガに加えて最悪・リストラは、家族にも被害を与える事にもなるでしょう。リスクに対する備えとして生命保険等の加入も考えるべき事なのです。

「ボーナス払い」が敬遠される理由としては、総額の支払額が増える事と、ボーナスが支給されなくなった時のリスクよるものです。「月払い」や「ボーナス払い」は生活のスタイルや経済状況によって選ぶべきでしょうが、返済方法の仕組みも理解して選択する必要があると言う事です。

住宅ローンや不動産に関するお悩みご相談は、ライフトラストまでご用命くださいませ。

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