皆さんが一戸建て住宅を購入するとき、お世話になるのが住宅ローンです。これもローンの一種ですので、銀行から借金をするようなものです。しかし、これには保証料というのがかかります。果たして、その保証料はどのくらいかかるのでしょうか?
■住宅ローンって何ですか?
土地や建物などを購入するとしても、手持ちのお金だけでは到底賄いきれません。これから建てるであろう一軒家を担保にして、銀行から融資することが出来るローンがあります。これを住宅ローンといいます。
ローンを融資する際、一軒家そのものが担保になりますので、もし返済が出来ない場合はその一軒家を売却して返済金へと割り当てることが出来ます。つまり、住宅ローンは銀行から借金をしていることになります。
■保証料の事~互いが互いにウィンウィンの関係
そもそも、住宅ローンの保証料というのはいったい何なのでしょうか?
住宅ローンに関しては、基本的に保証人不要のローンであり金融商品です。しかし、「保証人不要とうたっているのに、どうして簡単にお金を借りることが出来るのか?」と疑問を感じる方もいらっしゃる事でしょう。(ただし、審査状況では保証人が必要な場合があります)
住宅ローンは保証人に代わり、銀行からの融資保証をする会社があります。それが保証会社といいます。つまり、銀行は債務者に資金を融資し、債務者が何らかの理由で返済できない場合は保証会社に保証料を支払い、保証会社は銀行に返済する仕組みとなっています。
住宅ローンの保証料は、銀行等から融資したローン返済のための経費であることを覚えてください。
■保証料の金額は?
では、実際に払う保証料の金額はどのくらいになるのでしょうか? 毎月、銀行に支払う住宅ローンの返済額の一部であり、その返済額が一定の金額です。返済計画を立てるのが容易で、安定した資金と返済計画は無理をしない返済へとつながります。これを元利均等返済といい、基本的な返済プランの一つです。
●保証料の支払い方法
①保証料そのものを一括で支払う
これは、金融機関が定めた保証料そのものをストレートで返済するという大胆な返済プランです。住宅ローンの総支払額が減り、繰り上げ返済をする事により保証料の一部が手元に戻りますが、当初の諸経費がかかってしまうという弱点を持ちます。
◎住宅ローン保証料の相場
一括前払い型の場合で支払う具体的な例として3,000万円の住宅ローンを35年で返済する場合
・大手銀行 約65万円( 借入額1千万円あたり20万円 )
・地方銀行 約65,2万円( 借入額1千万円あたり20,6万円 )
・信用金庫 約78万円( 借入額1千万円あたり26万円 )
②分割払いで支払う
通常の支払額(借入金利)+金利数%を銀行へ返済する支払パターンの一つであり、一般的な返済方法です。総支払額が多くなる反面、頭金を減額する事が出来ます。
◎住宅ローン保証料の相場
・利息組込み型の場合で支払った具体的な例として3,000万円の住宅ローンを35年で返済する場合
・大手銀行 約120万円( 35年固定金利1.11%に0.2%金利を上乗せした場合)
・地方銀行 約126万円( 35年固定金利1.60%に0.2%金利を上乗せした場合 )
・信用金庫 約248万円( 35年固定金利1.35%に0.4%金利を上乗せした場合 )
※返済パターンについては2種類挙げましたが、自分たちの家庭の身の丈に合った方法で、円滑に返済していきたいものです。
■保証料要らずの金融機関の場合
最近は、ネット銀行からの融資をする方もいらっしゃいます。ネットならば時間を気にせず利用できます。確かに便利な時代になってはいますが、これには欠点があります。それは銀行から融資する場合と比べ、手数料が高めに設定されていることです。
保証料要らずの金融機関と通常の金融機関(要保証料)と比べ、前者は保証料が不要な分、しっぺ返しのごとく手数料に上乗せされます。結果的にはそんなに変わらないとお考えいただければいい話で、あくまで参考程度で検討材料にしておくといいでしょう。
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