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持ち家を売るのは買う時よりも大変!?

ある程度の年齢になるとマイホーム=持ち家の購入をして自分の夢が家族の団らんの場所になっていました。しかし、苦労して手に入れた「持ち家」を売りたいと考えたときに、思ったよりも大変という事がわかります。では、「持ち家」を売りたい時に大変になるであろう事を紹介していきましょう。

■「持ち家」は高く売れない?

長年住み慣れた「持ち家」ですが、愛着もあるのですがどうしても手放さなければなりません。不動産物件を売却するときには、対象となる建物の構造によって資産価値が変わってきます。「持ち家」が「一戸建て」の場合と「マンション」の場合とで売却の価格や売り方について考えてみましょう。

■「持ち家」の売却の流れは

1- 持ち家の相場を調べる事
持ち家についていくらで売れるのか地域や類似物件で相場価格をしっておくことで今後の交渉や契約に対してある程度の目安ができることになります。

2- 不動産の査定は複数個所で行う。
不動産の業者によっては、専門に扱う物件によって、得意、不得意があるので、査定については複数個所でおこなったほうがよいでしょう。できれば、専任の担当者によって高く売るための相談や戦略も必要になるからです。家の査定には業者によって差が出る物です。

3- 売却にも費用がかかる。
仲買手数料が400万円以上の物件にたいしての計算式があります。
「仲介手数料=(売買価格×3%+6万円)×消費税1.08(又は1.10)」
仮に2000万円の時×3%+6万円)×消費税1.08(又は1.10)=66万円×1.08(1.1%)= 712,800円(726,000円)
※2019年10月を境に消費税率が変わります。

不動産売却の広告費は基本的に不動産会社が負担しますが、特別な要望などは自己負担となるようです。また、業者によって広告費を請求する場合には前もって確認が必要。

4- 価格交渉は柔軟に対応する。
マンションの資産価値は変動するのが緩やかですが、一戸建ての場合は、20年以上を経過すると資産価値がゼロに近い事を知っておきましょう。特殊な設備や付加価値によって値段の交渉は残されています。「買い手側」に対しては、前向きな交渉の為の値段幅を考えておくこともひつようでしょう。

5- 購入側の要望をふまえること。
中古物件の売却には、マイナスポイントの方が大きいでしょう。できるだけ「買い手側の要望」には前向きに対処することが望ましいです。キッチンや水回りの手入れや、内見の為に「持ち家に付属する」庭や壁などの手入れもだいじでしょう。「買い手側」へのプラスポイントをできるだけ多く用意することでしょう。
6- ローンの返済や抵当権を処理しておく
売却代金に自己資金を加えてでもローンを支払うことができない場合は、売却することはできないとなっています。土地と建物の権利は明確にして売却時にはクリアしておくことが必要でしょう。

現在の不動産業界は、中古物件の販売にも力を入れていますが、実際に売却となると3か月のスパンで販売方法を練り直すことも重要になってきます。「持ち家」の売却は思った以上に大変なことが理解できたでしょうか。この記事が参考になる事を望みます。

不動産に関するお悩みご相談はライフトラストまでご用命くださいませ。

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