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持ち家の維持費はどれくらい?

「いつかはマイホームがほしいな…」と考えるときに気になるのは、維持費がどれくらいかかるのかです。
賃貸なら、家賃以外の大きな費用が掛かる事はほとんどありません。持ち家になってやっていけるか不安に感じることもあるでしょう。

■持ち家の維持費には何がある?
<固定資産税・都市計画税>
毎年、4期に分けて支払います。千葉県では、県税事務所から納税通知書が送られてきます。4月・7月・12月・2月が納期になっています。
固定資産税評価額によって税額が違いますが、評価額が高額になれば、税額も高くなります。1期あたり、2~3万円程度がボリュームゾーンではないでしょうか。

<保険料>
マイホームには、火災保険や地震保険が必要です。2015年以降、10年毎の契約になり、更新時にまとまった支払いが必要になるかもしれません。

<修繕費>
壁は、コーキングや塗装で水の浸透を抑え、躯体の寿命を保つことができます。10年~15年に1度、壁や屋根の塗装が必要になります。数十万円~100万円ほどのまとまった額が必要です。

<設備の更新>
給湯器やエアコン、キッチンの設備など、10年前後のサイクルで入れ替えが必要になります。
この他にも…
・ガーデニング、庭整備費用
・門扉の塗り替え、ウッドデッキのオイル
・フローリングワックス
・畳の表替え
…など、手入れのために必要な費用が発生します。

■ローン返済+維持費を確保
なんとなく「家賃と同じ支払いで家が持てる」というセールストークにのせられて予算を決めると、維持費に回す分が準備できなくなるかもしれません。
はじめの10年は、ローン残高に応じた税の還付に助けられ、固定資産税などの支払いも苦しいとは感じないものです。
このとき、還付分を積み立てられるくらいの家計でなければ、10年目に訪れる修繕・更新ラッシュに対応できずに、さらにローンを組むということになりかねません。
ローンを組めば、次の積立をする余裕が奪われますから、ローン終了時点までを見越した家計管理を考えましょう。

■維持費も含めた余裕のある計画が◎
持ち家のプランを考えているときと言うのは、「ほんの数十万円ケチったおかげでずっと後悔し続けるのはナンセンスだ
と考えがちです。
優先順位が、その後の暮らしがキツくなっても強行すべきものなのか悩むところです。
家のプランを検討しているときには、出て来る額が大きいので、そんな風に思いがちですが、「その数十万円があれば、壁の塗装費用に困らなかったかも」なんてことになるかもしれません。
優先順位をしっかり見極めることと、維持費を毎月の住宅費に含めて費用を見積もる事ができれば、不安なくマイホーム購入に踏み切れるでしょう。

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