ゼロ金利政策が始まりましたが、このゼロ金利とは住宅ローンにどのような恩恵をもたらせてくれるのでしょうか?
今回はゼロ金利政策と住宅ローン金利について確認していきましょう。
◆ゼロ金利政策って何?
まず基盤となるのが日銀(日本銀行)です。
簡単に言うと銀行のトップです。まさに銀行の中の銀行です。
この日銀に、銀行(どこにでもある銀行)はお金を預け入れします。
そこは「人や企業が銀行に定期預金をするのと同じように」銀行が日銀に預けることにより金利がついていました。しかし、日銀からするとその預け入れ金利が負担になってきた為、日銀は考えました。ゼロ金利政策をすれば日銀に預け入れをしないで人や企業に貸し出すようになるのではないか?と。そこで始めたのがこのゼロ金利政策です。
このゼロ金利政策が始まったことで銀行は日銀に預け入れ金額の金利を0.1%払わなければいけません。
金利を支払うぐらいなら人や企業にお金を貸して金利を貰った方が得策だという考えに至ったわけです。
これにより、今までよりもかなり金利が下がり、長期ローンでもある住宅ローンが借入しやすくなりました。
◆住宅ローンを借りるなら「今」
とにかく金利が下がっている今が借り時なのは違いありません。
フラット35というプランで一例を上げると、10年前は長期金利2.7%で貸していたのが、ゼロ金利の今はなんと1.06%にも下がっています。
この1%の差はかなり大きいです。
これだけ差があると借入金額にもよりますが例えば5000万円で計算すると実に400万円近くも金利が安くなる計算になります。
そしてこれから数年はこのゼロ金利が維持される可能性もありますが、基本的にこの金利はまた上がっていくでしょう。
上がったときに借りるくらいであれば今借りていた方が良いですよね。
400万円余ることを考えれば家の修繕費にもなりますし、車だって購入できます。
借りるなら「今」でしょう。
◆返済中の方も要検討
上記でも少し話をしましたが、数十年前に借入した人も是非借り換えを検討しましょう。
同じような考えで借り換えに成功すれば数約万円は節約できます。
同じく5000万円程借りていたのであれば、400万円分も住宅ローンの支払いが減るのです。
借り換えをしただけで減るなんて実行しない手はありません。
◆まとめ
とにかく、将来を見据えても金利は安いに越したことはありません。
ただこのゼロ金利政策もいつまで続くのかが分からない以上慎重かつ早急に動くべきでしょう。
家を買うにしてもローンを借り換えるにしてもチャンスは今ですよ。