マイホームを購入する上で必ずと言っていいほど活用するのが住宅ローンではないでしょうか。そしてここで一番気になるのが、いったいいくら借りられるのか?いくらくらい借りると安定して支払いができるのか?という事でしょう。
今回は住宅ローンを借りるときに年収の何倍までなら借りられるのかをお答えしましょう。
◆計算する前の注意事項
計算をする上での必要なことは「手取り金額」で計算することです。
「総支給額」ですと、過大評価につながる為注意が必要です。
またボーナスの有無などもありますが日本人の平均年収の金額でお話をしていきますのであしからず。
◆無理なく借りられる住宅ローンの計算方法
答えから言うと月給(手取り)の20%の金額が月々の住宅ローンに充てられる平均金額と言われています。
一例で言いますと年収400万円として、毎月30万円の手取りだと12ヵ月で360万円となりますね。それにボーナスが20万円×2で400万円となるわけです。
手取りで30万円貰っている方ですと約6万円が無理なく返済できる金額にあたり、そこにボーナス払いを加えるわけですが、いくら払うかは買い手次第となります。
ボーナスに関しては後ほどお話したいことがありますので、一旦割愛します。
単純にこの6万円の支払いで計算すると、2520万円は借りられる計算ですね。
建てる地域にもよるでしょうが一般的な綺麗な家が建てられる金額です。
金額的には年収の7倍から8倍ほどを目安にすると家計も安定しますね。
◆ボーナスってどうするの?
先ほど割愛したボーナスに関してです。
確かにボーナスを毎年20万円分(20万円があったと仮定して一回につき10万円をローンに回す×2)入れればもう少し住宅ローンを増やすことができるでしょう。
しかし、人生何があるかわかりません。
ギリギリの金額で支払いをしていたら何かあった際にいっきにドミノ倒しのように崩れていきます。
家を買うという事は基本的は家族が増えるから購入・検討される方が一般的ですよね。
となると、出産後の育児からお子様の学費などいろんなところで見えないお金がふわふわと飛んでいきます。
いえ、時にはふわふわではなくビューンと飛んでいくこともあるでしょう。
今回のお話はあくまでの「安心」がメインですので、その方向で考えるとボーナスを入れることはオススメしません。
それでしたら、ボーナスを貯め途中で一括支払いに使う方がメリットは大きいですね。
このように数年後、数十年後のライフプランもしっかり考えて安心・安定の住宅ローンの組み方を考えていきましょう。