持ち家を売却か賃貸にだすか悩ましいところですね。収入確保のためには、仕事を優先させなければなりませんから、転職のため引っ越しということも起こります。管理やローン支払いなど、持ち家ならではの苦労が浮かんできます。転職のため引っ越すなら売却したほうが良いのでしょうか?
■持ち家に戻る可能性が薄いなら売却を考えましょう
転職で引っ越しということは、持ち家からは簡単に通勤できない土地に行くと言うことです。
・家の様子を見にきたくても時間が取れない。
・固定資産税、修繕費がかかる。
・ローン支払いと引越し先の住宅費が二重にかかる。
こうしたデメリットを考えると、転職での引っ越しを契機に持ち家を売却して身軽になるのが良いでしょう。
職場が変われば、なれない業務に精神的な負担がある上、忙しくなることが予想されます。
また、持ち家の売却でローンが精算できれば、経済的な負担も減らす事ができるからです。
ここで注意したいのは、「オーバーローン」になるケースです。
もし、ローン残高2000万円の時点で売却額から手数料を差し引いた収入が1500万円なら、残りの500万円は債務になってしまいます。
一括で返済して、金融機関が持っている抵当権を外さなければ売れません。
できるだけ高い査定がつく業者を見つけたいものです。
■賃貸住宅のニーズの高い場所は限られている
住み慣れた持ち家を売却するとなれば決心が必要ですし、賃貸にして資産として持ち続けたいと考える方も多いものです。
しかし、希望通りの家賃で空室にならず、一定収入を得られるのは難しいことです。
・人口の多い都市部
・交通アクセスの良さ
・物件の築年数、リフォームなど状態
他の人が住みたいと思える条件がそろっていなければ、家賃収入でローン、固定資産税、修繕費、管理費をまかなっていけない事もあるのです。
売らずに賃貸として管理していく場合には、立地条件をもとにした見通しが立つのか十分検討したいものです。
■売買の経験豊富な業者に相談してみる
<高い査定を出してもらうには?>
売ると決めたらすぐに行動。時間の経過で建物の価値は低下していきます。
業者買い取りなら、広告を出して買手を見つける期間がカットでき、売却がスムーズです。
<ローンの精算が心配>
金融機関との相談で抵当権の扱いなどが決まります。このとき、どれくらいの査定がつくのかわかっていると話がすすめやすくなります。
また、住み替え融資が可能なケースでは、「転職先のエリアに住宅を買い換え」というプランも立てられるでしょう。