menu

住宅ローンのボーナス併用返済で知っておきたいこと

マイホーム購入では、大きなお金が動きますし、住宅ローンを利用するケースがほとんどなのではないでしょうか。
返済プランには、毎月、均等に返済する方法、ボーナス月にまとめて支払う方法などがあります。返済プランの選び方についてお話しましょう。

■均等返済とボーナス返済プランについて
住宅ローンの返済額は、月収に占める割合が2~3割になるくらいの額で見積もるケースが多いのではないでしょうか。
実際に、フラット35の利用者へのアンケートでは、返済負担率が25%前後に設定しているケースが多くなっています。
(参考)住宅金融支援機構 利用者アンケート 総返済負担率
https://www.jhf.go.jp/files/400342360.pdf
月収の変動が少ない場合には、月あたりの返済額が高めでも、滞納のリスクが少ないですが、月収の変動が大きい場合には、返済負担率を少なめに設定して、確実に返済が続けられるようにした方が良いでしょう。
返済金額を設定するときに、ボーナス併用払いを使うと、1ヶ月あたりの支払い額を抑えることができます。

■ボーナス返済プランのリスク
“確実性”ということを考えると、ボーナスの支給があらかじめ決定している場合以外は、避けた方が良いでしょう。
ボーナス払いの月に、返済月額の2~3ヶ月分を払い、前倒し返済として利息を軽くしたい…という考え方もあるかも知れませんが、一度返済額を設定してしまうと変更が難しく、ムリは禁物です。
サラリーマンのボーナスは、会社の業績に左右されます。
ボーナスが予定していた額よりも少なかった場合、貯金を崩して返済に充てることになります。
確実に返済できる額に設定し、返済したつもりで貯めておき、繰り上げ返済をする資金にしておくのがベストです。
半年分の生活費を確保した上で、月額均等返済が無理なくできる返済額を設定すると、返済にこまる事態を避けられるでしょう。
公務員のように、ボーナスや給料が安定していると計画が立てやすいですが、サラリーマンや自営の場合には、ボーナスに頼らず返済できるプランが安心です。

■少なめの予算になってしまうかも…
せっかくのマイホームなのに、思っていたよりも少なめの予算で考えなければならないのはどうなんだろう…と思う方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、中古物件や千葉や神奈川の物件を視野に入れると、予算内でファミリーがのびのび暮らせる物件が見つけやすくなります。
ローンに振り回されずに、余裕をもって暮らせる物件探しをするには、候補エリアの範囲を広げてみましょう。

持ち家購入なら地震保険に入るべき?

住宅ローンと預金残高が連動する仕組みってどうなの?

関連記事

  1. 住宅ローンを前倒し返済はすべき?

    住宅ローンは金額が大きくなりますし、借入期間が長期になれば利息のおかげで返済総額が高くなります。…

  2. 住宅ローン~物件価格の目安はどれくらい?

    購入できるマイホームの価格は、もちろん収入に左右されますが、年収の数倍という大きな金額なので、イメー…

  3. 住宅ローンの年末残高証明書について

    一定条件をクリアしたマイホーム購入では、10年間住宅ローンの年末残高に応じた減税が受けられます。年末…

  4. 住宅ローンの保証人は、誰かいますか? どうすればよいの?

    みなさんは、保証人という言葉に重みを感じられる人が多いと思います。気軽に保証人を頼めるわけでもなく、…

  5. 住宅ローンを組んで融資実行までの流れ

    住宅ローンを組む上で緊張する出来事と言えばやはり融資をしてもらえるのか、してもらえないのか。又は…

  6. マイホーム購入と節約について

    自己資金ゼロが不安、ローンに追われたくない…。普段から貯める体質の家計になっていればマイホーム購入の…

  7. 転職で引っ越し…持ち家があるけれど、どうしたら良い?

    持ち家を売却か賃貸にだすか悩ましいところですね。収入確保のためには、仕事を優先させなければなりません…

  8. マイホーム購入の決断はどんなとき

    いつかはマイホームがほしいと考える人は多いと思いますが、購入を決断するのはどんなときでしょう?長期ロ…

最近の記事

PAGE TOP