不動産を所有していて一番揉めるのはその不動産を今後どうしていくのかです。
対応方法はいろいろとあるものの、離婚する人で円満にする人はなかなか少ないですよね。
そうなってくると少しの事で揉めて火種が大きくなりもう大変です。
では、どのような事で揉めるのでしょうか?
◆残りの住宅ローンの返済でもめる
離婚をしようとして揉める原因の1つが残りの住宅ローンは誰が払うのか?という事です。
基本的に結婚していた間に購入した財産は財産分与しなければいけない為、本来であれば夫婦二人で折半するというのが一番望ましいでしょう。
しかし、別れる以上よっぽどの事がない限り夫婦は共には過ごさないので、住宅ローンは折半したものの「じゃあどちらが住むのか?
という話になるとこれでまた揉めます。
この場合、別の財産と共に混ぜて話をして折り合いをつけなければいけません。
離婚をする上で一番揉めるのがこの不動産関係です。
分けたくても分けられない状況が一番大変ですね。
◆揉めるくらいなら売るという選択も
上記の様に財産分与で揉めてしまう事が非常に多いです。という事は、この揉める原因である不動産を売ってしまうというのも1つの手段と言えるでしょう。
住宅ローンが残っていたりして、もしかするとオーバーローンかもしれません。
オーバーローンの場合であってもどうしても売りたい場合には銀行などの専門家に相談しなければいけません。
これを任意売却と言います。
これは不動産を売ったにも関わらずローンが残ってしまうというものです。
この場合も結果的にはローン残高を折半して支払わなければいけませんが、住む家がない為お互い平等と言えます。
ただ、これに関してはどちらも損(物はないのにお金は払わなければいけない)をしているので正しい方法とは言い難いですね。
ちなみにアンダーローンであれば現金が手元に残ってくるため売却しても問題ないでしょう。
◆まとめ
このように離婚をして不動産などの財産分与の際はトラブルを回避するために、夫婦間であらかじめ離婚協議書を作成しておきましょう。
財産分与で不動産の所有権を得たとしても、住宅ローンの名義は変わらないですし、
住宅ローンは基本的にマイナスの財産と考えておきましょう。 不動産を査定した結果オーバーローンの場合だと売却出来ないですが、それでも売りたい時はリスクを最小限に抑える任意売却という方法がある。
という事だけはしっかりと覚えておくといいでしょう。