マイホーム購入は、一生に一度かも知れない大きな買い物。
どの程度の住宅ローンを組もうか悩みますね。
住宅ローンを組んでマイホーム購入に踏み切ることのメリット・デメリットを考えてみましょう。
■住宅ローン利用のメリット
『若くして家を持てる』
費用を貯金出来るまで待つ場合、ほしいタイミングでの購入が難しいことがあります。
子どもが生まれて住替えを検討した時や、幼稚園や小学校入学のタイミングで住宅購入を考える方が多いですが、この時期に住宅資金が十分に貯められないことは珍しくありません。
住宅ローンを利用すると、家賃にかけている支出を返済に回すと考え、家が持ちやすくなります。
『亡くなった場合に返済残高がゼロになる』
住宅ローンの借り入れには、信用団体保険加入が必須になっています。
もしものときには、返済残高が生命保険で精算されるので、ローン返済無しでマイホームを家族に残すことが出来ます。
住む家を保証する、あるいは、売却、賃貸できる資産となります。
『キャッシュフローに余裕をもたせる』
一般的なフリーローン商品は、金利が3%以上になっています。
カードローンでは、14.5%という場合も少なくありません。
一方、住宅ローンでは、購入部兼価格の9割を超える融資で、金利年1.560%~年2.110%と低金利です。
貯金をすべて吐き出して現金がカツカツでは、いざと言うときに対応しきれませんし、まとまった低金利資金の融資を受けることで、自由になるお金が増えます。
(参考)三井住友銀行(平成29年3月)
http://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/loan.html
(参考)住宅金融機構 フラット35
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
■住宅ローン利用のデメリット
『長期返済になりやすい』
借入額が1,000万円単位になることもザラですから、返済期間が長期になりやすく、その間の収入状況がどのように変化するのか予測が出来ません。
返済計画が甘いと、途中で返済不能になるかもしれません。
『固定支出が多きくなる』
賃貸住まいなら、収入の変化にあわせて住み替え、家賃をコントロールできます。
ローンを組んで物件を購入した場合、返済額を変えることが難しく、返済が続かなければ、家を手放すことになります。
■住宅ローン利用のキメ手は?
住宅を持つ意味を、子育て時代の充実に求めるなら、住宅ローン利用に踏み切る意義が大きいでしょう。
・住まいが固定され生活が安定する
・希望する住環境が得られる
・死亡したときに資産が残せる
子どもが小さいうちにこうしたマイホームならではの恩恵を受けるには、住宅ローン利用が必要なのです。