一般的には内覧会とは特定の方への公開に先立って非公式に披露する、展覧会やイベントというイメージの感覚でその時間を楽しむ方もいらっしゃると思いますが、実は内覧会の意義は新築住宅に不備や不具合がないか、購入者の目で確認する重要な機会なのです。そのような「内覧会」で今回はキッチンのチェックすべきポイントをまとめてみましょう。
■内覧会に持っていくもの
まずはマイホームの竣工検査ともいわれる内覧会ですので、不具合や引っ越し後の家具の配置などを確認するために必要な用具を準備しましょう。
1)デジタルカメラ(カメラ機能付き携帯)
これは、キッチンだけではなく全体的にも言えることですが、引っ越し後に家具や家電をどのように配置するかを検討したり、キズやゆがみなどの気になる点を重点的に撮影しておきましょう。
2)メジャー
図面ではキッチンのすべてを把握することは難しいものです。冷蔵庫を配置するスペースはあるもの間口の広さは十分あるのか、ゴミ箱が収納できるスペースはどれくらいなのかを計測しておくと、それに見合った家電や収納箱を準備することができます。また、キッチンでは特に家電をたくさん置くのでいろいろな所にコンセントが設置されるはずです。図面と照らし合わせながら高さなども確認しましょう。
3)タオル
シンクの水栓を確認するときに、施工会社によってはシンク内に水滴がつくので流さないでほしいという会社もあります。その際にタオルでしっかりふき取るという約束をするためにもタオルを準備していたほうが良いでしょう。
■チェックポイント
キッチンは水まわりなので施工不良があった場合、水漏れをおこしたりカビが発生することもあります。夢のマイホームを手にしたのに、そのようなことにならないようチェックは十分におこないましょう。
1)コンセントの確認
先にも触れましたが、キッチンは冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、他にも急にコンセントが必要になる場合もあります。図面通りに配置されているか要チェックです。
2)シンクで水を流してみる
キッチンで水を流した時に、排水口から水がきちんと排水されるかを確認してみましょう。流しの下を開くとパイプの接合部がみられるはずです。ここから水漏れなどがおきていないかを確認します。
■まとめ
キッチンは家の生命線といえる大切なスペースです。水まわりなどで不具合が生じたときは暮らしそのものに影響が出てしまいます。そうならないためにも、内覧会でしっかりとチェックしておきましょう。
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