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マイホームの維持費が負担になるとき

マイホームは自由度が高く、ローン返済が終われば自分のものになるので、賃貸に家賃を払うよりオトクだと言われますね。でも、減収や病気、実家を引き継いで維持費が負担だ…というケースもあるでしょう。そんなお悩みの解消法について考えてみます。

■どれくらいの維持費がかかるものか
マイホーム購入から、はじめの10年は、税金の優遇に助けられますが、その後は、通常課税になります。
年数に応じて固定資産税は少々安くなるかもしれませんが、それほど大きく変わらず、年間10万円~15万円程度の支払いが発生するでしょう。
東京都内の評価額が高価な場所では、20万円を超える場所も珍しくありません。
また、10年程度で壁や屋根の塗替え、給湯や換気、暖房設備の入れ換えや修繕が必要になってきます。
10年ごとに100~150万円程度の維持費が必要です。
毎月にならして考えると、固定資産税と修繕費として、月2~3万円の積立が必要になります。
この他、庭の整備や警備会社との契約、リフォームなどが発生した場合は、さらに費用がかさみます。

■マイホームの維持がツライと感じる時
『① ローン返済+維持費が苦しい』
税金優遇が切れる、子どもが中高生になる、屋根・壁の改修工事など、10年を超えるところで一気に出費がかさむケースが多いですね。収入が頭打ちで家計が圧迫されるケースがあります。

『② 維持費だけでなく管理がキツイ』
ローン返済も終わり、夫婦二人の生活になったものの、草刈りや掃除など毎日の管理がキツイ。車が運転できなくなったら買い物も不便に…。マイホームに維持費をかけるより、高齢者サービスつきマンションに住みたい。

『③ 実家と2軒も維持するのはムリ』
実家を引き継いだものの近くに住んでいないので、維持管理そのものが負担。父は存命で施設に入所中。手放すか悩むけれど、2軒の住宅を維持するのはきびしい。

■いったん売却を考えてみる
・①⇒売却して中古住宅や賃貸に住み替える
・②⇒売却して老後の暮らしにあった住まいを準備する
・③⇒売却して介護費用に役立てる
①~③のどのケースでも、維持費が苦しいと感じたら、売却して将来に生かすことを検討してみましょう。
マイホームの維持に縛られて悩んでいるよりも、査定を受けて、資産として生かす道を探るのです。
中古住宅の活用を得意としている業者なら、リノベーションして自社所有のまま販売を行っているので、仲介料など経費がかからず、その分高額査定になるケースも多いです。
また、仲介で売却するよりも、業者の買い取りなら短期間に売却が完結できます。

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