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住宅ローン~これからの動向は?

低金利で“今が買い時”と言われて来ましたが、このまま低金利が続くのか気になるところです。株式市場が連続上昇するなど景気が上向きになって来ましたし、2018年以降、住宅ローン金利にも影響が出てくるでしょうか?

■住宅ローンの金利を左右するもの
変動金利は各金融機関が決める「短期プライムレート」に連動します。
日銀は、景気の安定を目指した政策によって、金利をコントロールしており、景気動向によって、金利は変わってきます。
景気が良くなると、金利は上昇傾向に動くでしょう。
「10年国債の流通利回り」などの長期金利の動きが影響しています。
固定金利の予想をするには、国債の利回りに注目すると予想がしやすいでしょう。
インフレ期待が高まれば長期国債の金利も、上昇する傾向がでてきます。
現在、アベノミクスの効果が表れ、株式市場が連続高値更新を記録し、ゆるやかな物価上昇に転じています。
そろそろ、金利にも動きが出るのではないか、という見方がされ始めていますが、実際のところはどうなのでしょう?

■2017年12月調べの金利状況は?
物価は上昇傾向にありますが、まだ、金利上昇のニュースは伝わってきません。
実際に、住宅ローンを提供している金融機関の情報を調べてみると、変動金利で「楽天0.517%」、「ソニー銀行0.529%」、固定20年超え長期で「楽天1.098%」、「ソニー銀行1.481%」となっていました。
両社は2018年1月の金利についても、すでに発表していますが、ほぼ同程度の水準となっています。
世の中は、好景気への期待が高まる雰囲気になっているものの、年明け1月の時点では、まだ、大きな金利上昇は起こらないのではないかという見方が有力です。
2017年当初にも、景気が良くなれば、住宅ローンの金利が上昇すると見られていましたが、実際には、ほぼ同水準で推移してきた形になりましたし、もう少し低水準が続きそうな見通しです。
(参考)ソニー銀行 新規自己資金10%未満金利
http://moneykit.net/visitor/rate/hl.html
(参考)楽天銀行 住宅ローン 金利一覧
https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/rate/

■アメリカ10年国債の金利にも注目
国内の動向をみる限り、もう少し低水準な金利を続けて、経済基盤を揺るぎないものにしようとしているように見えますが、国外の影響を受けて、予想よりも早く金利上昇に転じないとも限りません。
住宅購入を考えているなら、アメリカの10年国債の金利上昇にも注目しておきましょう。
消費税10%導入を目指して、経済基盤を確かなものにしようとしていることを考えると、ここ2年ほどでじわじわと金利上昇という可能性も否定できません。
住宅購入を考えているのなら、あまり先送りせず、超低金利の固定金利を利用するのが賢いかもしれませんね。

住宅ローンの失敗パターンとは?

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