menu

住宅ローンを借りよう!年収の何倍ならいい?

住宅ローンを組む上で非常に重要なのが年収です。
確かに年収でいくら借りられるかの基本が決まってしまいます。
それによって当然、家の大きさや土地の広さまでガラリと変わってしまうのです。
しかし、本当に何倍というような安易な考え方でも問題ないのでしょうか。
それでは確認していきましょう。

◆何倍までOK?
この言葉は信じてはいけません。ダメです。
それはなぜかと言うと、この何倍という考え方は住宅ローン返済者の年齢が分からないからです。
例えば同じ35年ローンで組むとします。
年収は同じ600万円。
何倍かという話なのでとりあえず6倍にしましょう。
という事は3600万円まで借りることが出来るという結論になりますね。
これを35年で返すと、どうでしょうか?
30歳のAさんはギリギリ65歳で返済完了です。
35年は420ヵ月ありますので単純に月々約85000円の支払いです。
40歳のBさんは35年で返すと75歳です。これは厳しいという事で10年短縮して25年で返すと計算しましょう。
すると?300ヵ月での返済となりますので月々12万円という支払いを続けていかなければなりません。
この結果どう思われますか?

◆個人によって家庭環境が違う
タイトルの通りそれぞれ生活スタイルが違います。
年収は同じ600万円でも、カーローンがあったり教育ローンがあったりカードローンがあったりと様々です。
そんな環境の中で特にBさんは10万円以上ものローンを25年間も払うのはかなりきついのではないでしょうか。
しかも、その途中で退職、転職、病気などの突然の不幸が起きた場合、果たして対応できるのでしょうか。
マイホームを買うから余裕がないというのは絶対にいけません。
必ずマイホームを購入した上でもゆとりある生活ができる事が一番でしょう。

◆まとめ
このように年収の何倍かで決めるのではなく自分のライフプランをしっかり考えた上で今後必要なお金を計算しつつローンの金額を決めていくのがいいでしょう。
その中でライフプランという書式が存在します。
これをすることで今後の家庭お金の仮定がしっかり確認できるので良ければ作成してみましょう。
簡単なものはインターネットからでもダウンロードできますし、本格的なものはファイナンシャルプランナーや税理士さん、もしくは不動産会社の営業マンの中にも作れる方が居るかもしれません。
気になる人は問い合わせだけでもしてみるのもいいかもしれませんね。
住宅ローンを組むためにも事前にライフプランは作成しておきましょう!

住宅ローンを組んで融資実行までの流れ

不動産所得はどうする?青色申告をしよう!

関連記事

  1. 住宅 ローンの「ボーナス払い」の仕組みと敬遠の理由

    マイホームの住宅ローンの返済方法には、いくつか種類がありますが、返済方法に変化が見られます。今回は住…

  2. マイホームの維持費が負担になるとき

    マイホームは自由度が高く、ローン返済が終われば自分のものになるので、賃貸に家賃を払うよりオトクだと言…

  3. 住宅ローンを夫婦で一緒に借りる場合の種類と特徴は

    住宅ローンは保証人を立てないでも借りることができます。その場合は「保証会社」に申し込みローンを組むこ…

  4. マイホーム購入の決断はどんなとき

    いつかはマイホームがほしいと考える人は多いと思いますが、購入を決断するのはどんなときでしょう?長期ロ…

  5. フラット35を借りる際の年齢制限はある?その利用条件とは?

    金融機関もいろいろありますし、金融商品もその機関によって様々な種類があります。そんな中特に人気の…

  6. 住宅ローンの年末残高証明書について

    一定条件をクリアしたマイホーム購入では、10年間住宅ローンの年末残高に応じた減税が受けられます。年末…

  7. マイホームの維持を諦めたときにすること

    マイホームは自由度度が高く、老後に家賃無く暮らせるなどのメリットがあります。しかし、ローンが苦し…

  8. マイホーム購入の理想と現実~ギャップを埋める方法は?

    マイホームの購入では、「一生に一度の買い物だから妥協したくない」という思いと、「ローンに縛られる生活…

最近の記事

PAGE TOP