戸建かマンションのどちらを買うか悩んだ挙句マンションにします!という方が増えています。そこには、維持費が戸建よりも安いと言われている面もあります。
という事は当然固定資産税も安いわけで…。
ちなみに固定資産税の計算方法はどうするの?というご意見が多かったので今回はその計算方法に関してお話していきましょう。
◆そもそも固定資産税とはなんぞや
固定資産税とは土地や家、償却資産などに課せられる税金の事ですね。
法的に納税義務がある為、払わなかったりするととんでもない事になります。
全国的に見ても重要な税金で人々の生活を支え貢献しています。
固定資産税もまわり回って私たちの日々の何かしらの税金に使われているわけですね。
ちなみに年に4回にわけてお支払いをします。
支払用紙は1回で4枚きますので一括して納付することも可能ですよ。
◆マンションの固定資産税の考え方
マンション関しては占有部分(購入した部屋)と共有部分(土地や階段、庭など)に分かれています。他の案件とは計算方法が違いますので間違いないようにしておきましょう。
この2つの計算に関しては次をご覧ください。
◆固定資産税の計算方法は?
固定資産税は市町村が持っている「固定資産税台帳」を基準に算出されます。
下記方程式が基本です。
「課税標準額×税率(1.4%)=固定資産税額」
この式が基本ではあるのですが、課税用純額の計算方法が少し異なり今回のマンションに関しては、先ほどもお話した通り占有と共用の二つに分かれることになります。
まずは占有から見ていきましょう。
占有部分の計算方法は「再建築価格×経年原点補正率=課税標準額」という式を使用します。
再建築価格とは同じ家をもう一度建てた際にかかる建築費の事を言い、経年原点補正率とは築年数ごとに下がっていく家の価値のことを言います。
次に共用部分に関してですが、敷地全体に対する自分の部屋の割合に応じて負担します。
例えば、30戸の分譲マンションがあり敷地全体の固定資産税が5億円だった場合、
「5億円+固定資産税÷30」
という計算をすると共用部分の固定資産税が算出されます。
よって、占有部分と共用部分をたした数字が固定資産税となるのです。
◆特例もあります
ちなみに新築になると、3階建て以上の耐火構造・準耐火構造マンションなど築5年までは特例として固定資産税が半分になったりもします。
その他にも条件を満たせばいろんな特例がありますので、購入前に税金の事までしっかり調べた方がいいでしょう。