マイホーム購入時には、高額な資金が必要になります。しかし、金融機関での貸し出しが可能であっても「住宅ローンで借入をするからお金が手元に無くても問題が無い
と考えるのは止めましょう。
マイホーム購入時には、金額の大きな話であるため、購入後の暮らしについての意識が薄れやすい傾向にありますが、購入後こそより冷静に資金について考える必要があります。
では、マイホームに関する資金は一体どのように考えればいいのでしょうか。今回はマイホームのスポットを当てていきます。
1マイホーム購入時の資金について
マイホームを購入する場合に最も忘れがちなのが、家を購入する資金以外にもお金がかかるということ。マイホームの購入のために貯蓄をすべて使ってしまうと、住居から新居への引越し代などの入居費用も捻出不可能ですし、家族の病気やケガなど万が一の事態にも備える事もできなくなります。
マイホーム購入後も安定した生活を送りたいのであれば、住宅購入資金は、貯蓄から家の購入後に備えるお金を差し引いた額にしましょう。
2.返済可能な支払額を把握する
日々の生活を送る際にも食費、光熱水費、税金、住宅ローン以外の各種ローンの返済など様々なお金を月々の収入から捻出しています。それに加えてマイホームの購入を行なえば、住宅ローンの返済、資産を持つことになるので固定資産税などが追加されます。
ある程度の貯蓄がある、親から資金を援助してもらえるなどといった事があれば、普通に生活を送る事はできるかもしれませんが、資金に余裕がない状態で家を買う事は控えましょう。住宅ローンによって破産に追い込まれるリスクも生まれてしまいます。
そのようなリスクを避ける為にも、毎月の返済額については、自分の手持ちの資金を考慮し、何年で月にいくら返済していくのかを明確に計画しましょう。また、収入に関してもよほど自分が優れているか、副業などで増やそうとしない限り、務めた年数だけでは収入が上がるという可能性もほぼないと考えてください。
3.将来に備えた計画をたてる
住宅ローンの返済は最長で35年と長期に及ぶため、返済の途中で家計が大きく変化する可能性があります。その為、全てを把握する事は不可能ですが、ある程度は将来の事を見越してマイホームの購入資金の計画をたてましょう。
マイホームを購入は人生に一度の大きな買い物です。借入を行うだけでなく、現金で購入諸費用や頭金を現金で準備する必要があるなど、購入前から購入後まで資金の管理が必要不可欠です。また、資金の管理ができていないと、日々の日常生活を圧迫してしまう可能性がでてきます。マイホームを購入する時には、自分の資金を把握したうえで、資金的に無理のないタイミングで購入する事をおすすめします。