自分の城を持ってみたいと夢を見て、そろそろ家を建てようかと見学会や展示場に行かれている方もいらっしゃることでしょう。そこで気になってくるのがお値段と貯金額。希望される立地に、イメージする住宅が見つかったら、今度は住宅ローンの審査が通るのかが心配になってくることでしょう。そこで今回は、マイホーム購入時に知っておきたい住宅ローンの審査について見ていきましょう。
■住宅ローンの審査でチェックされること
住宅ローンの審査では、どのような項目でチェックされているのでしょう。国土交通省・住宅局による「民間住宅ローンの実態に関する調査」の中で融資を行う際に考慮する項目が発表されています。その項目をひもといていきましょう。
◎完済時年齢
年収や、勤務先より完済時の年齢を重視しているということは、定年が65歳の時点で完済できるかどうかを見ていることになります。
◎健康状態
住宅ローンにおける健康状態の具体的な確認方法は、団体信用生命保険に加入できるかどうかという判断になります。
◎借入時年齢
住宅ローンは契約後長期的な支払いが必要となるので、借入時の最低年齢が20歳以上とされていることはもちろん、上限も決められています。一般的には65歳から69歳までと決められており、75歳から80歳が完済時期の上限となります。
◎担保評価
原則、購入したマイホームを担保に入れて購入に必要な資金を借りることになります。提供された住宅の価値に見合った金額の融資を行いますので、中古物件を購入したときにはあまり高額の融資を受けることができない場合もあります。
◎融資可能額
金融機関で異なりますが、融資限度額は物件による制限(担保評価額)と借入者の収入による制限の2つがあり、いずれか低い方が融資額の上限となり、両方の制限に引っかからないことが条件となります。
◎年収
一般的に住宅ローン審査では年収に応じて「返済比率」が設定されており、この基準に収まらなければそもそも受付されません。この返済比率とは
(年間返済額 ÷ 額面年収)×100 で計算される比率です。
住宅ローンの返済比率の基準は金融機関ごとに設定されています。
◎連帯保証
連帯保証は、例えばご主人が主債務者の場合、奥さんが連帯保証することになります。もし、主債務者であるご主人からの返済が滞った場合、代わりに奥さんが住宅ローンを返済しなければなりません。
◎金融機関の営業エリア
全国に店舗がある大手都市銀行や、店舗のないネット銀行は、離島や一部地域をのぞき、基本的に全国どこからでも申し込みすることができます。しかし、一部の地域を中心に営業をしている地方銀行や信用金庫は営業エリア外で住宅ローンを申し込むことができないので注意が必要です。
◎返済負担率
返済負担率とは、住宅ローンの年間返済金額が年収のどれだけを占めるかを示す割合のことで 返済負担率=年間の返済額÷年収 で算出することができます。
◎雇用形態、国籍、カードローン等の他の債務状況や返済履歴など
金融機関により考慮される項目は異なりますが、以上のようなことを見ながら審査を進めていきます。
■まとめ
これから、住宅ローンを申し込む予定で、審査をスムーズに進めていくためには物件を扱う不動産会社に相談するのも一つの手です。
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