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住宅ローンの失敗パターンとは?

住宅ローンは、年収の何倍もの額になることがありますが、「月々○万円なら、家賃よりもやすいですよ」などのセールストークにのせられて、後悔している…といった話も聞かれます。
住宅ローンで失敗パターンの轍を踏まないためにしておきたいことを紹介しましょう。

■月々○万円+ボーナス返済ということも…
住宅ローンの返済方法には、決まった額を月々返済していく場合と、ボーナスを併用して返済していく場合があります。
「3,000万円のローンを、月々7万円、返済期間30年」の場合、金利1.7%の場合、月々70,959円、ボーナス213,455円の返済になります。
ボーナス払いなしの場合には、月々の返済額は、106,439円です。
ちなみにボーナス払い無しで、月々7万円返済の場合には、借入可能額が1972万円程度になります。
「家賃を払うよりも安い」と思わせることで…
・返済できそう
・買わないと損な気がする
…と思わせるように、シミュレーションプランを組むので、ボーナスの負担については軽く流して、「趣味にかけるお金を少し削れば」とか、「旅行を1回やめたら」など、ほんの少し贅沢をやめれば良いと印象付けられます。
でも、ボーナスが必ずもらえる職種ばかりではありませんし、ボーナスを当てにした返済計画はラクではないことを知っておきましょう。

■返済は必ずしなければならないもの
賃貸なら、生活にレベルにあわせて引っ越すことで家計の立て直しができますが、住宅ローンでは、借り換えで年数を伸ばす、より低い金利に借り換えるなど以外では、支出金額を下げるのは難しいでしょう。
しかも、返済が滞れば、家を手放さなければなりません。
そもそも、確実に返済できる金額をライフプランからはじき出して、予算として考えることが大事です。
フラット35の利用者調査によると、ボーナス返済の希望者は、12.8%と少数派になっており、返済期間の平均は25.4年です。
実際は、借り入れ額は、堅実な範囲にし、早くローンを返済する人が多いことが分かります。

■安心して購入できる価格帯を知る
ローン額は、年収の4~5倍までにと言われます。
年収500万円だとして、2000万円~2500万円。
金利1.7%で返済期間25年、ボーナス返済無しで1ヶ月の返済額が10万円の場合、借り入れ可能額が、2442万円程です。
年収が、500万円より少ない場合には、家計への負担が大きくなるのですから、キツイと感じるかもしれません。
収入から導き出した、安心な価格帯でマイホームを検討するのが失敗のない住宅ローンのパターンと言えるでしょう。

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